英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

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 風がなく、蒸し暑い一日。
 米国債の格下げについて、エラリアンが「新しい時代を切り拓くものだ」と歓迎している。政策担当者の目覚めさせるからだ、という。週明けの市場が新しい現実をどう受け入れるのか、注目される。
 今回の格下げにより、米国が独占してきたグローバルな公共財の供給機能が長い時間をかけて浸食されることになる。基軸通貨としてのドルや、運用のベースとしての米国債。米国が世界経済のアンカーとして果たす役割も実効性が弱まるだろう。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/7c3f7704-c012-11e0-8016-00144feabdc0.html#axzz1UD6XkfcN

 今週はFOMCとBOEのインフレーションレポートが公表される。前者はQE3に踏み込むか、後者もQEに関した発言が注目される。
 http://blogs.ft.com/money-supply/2011/08/05/the-week-ahead-in-central-banking/#axzz1UG2fiyqT 

 経済が絶好調と伝えられるドイツがリセッションに陥るリスクを論じた記事。PMIは減速傾向が顕著であるし、輸出依存の経済体質であることの脆弱性を指摘している。
 http://fistfulofeuros.net/afoe/could-there-really-be-a-recession-risk-in-germany/