英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ストロスカーン逮捕

 快晴。風も気持ちが良い。テニスでいい汗をかく。

 このニュースには驚いた。世の中、いろんなことがあるもんだ。強姦容疑でストロスカーン・IMF専務理事がニューヨークで逮捕された。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/415d008c-7e97-11e0-9e98-00144feabdc0.html#axzz1MOYHqgPr
 ストロスカーン専務理事は62歳。来年のフランス大統領選における、社会党の有力候補でもあった。逮捕はパリ行きの飛行機で出発する直前だったようだ。

 ギリシャポルトガルに対する救済策が明日月曜日に明らかになる。テレグラフ紙より。
 http://www.telegraph.co.uk/finance/financialcrisis/8513880/EU-to-unveil-Greece-and-Portugal-bail-outs.html
 ポルトガルの払う金利は5.5%で、アイルランドの5.8%より低いが、ギリシャより高い。
 英国は、ギリシャに対する第二次支援策には加わらないと再言する予定だ。

 ストロスカーン氏の逮捕が、この支援策決定に何らかの影響を与えるのだろうか。
 
 米国の公的債務に対するシーリング設定の話題。
 http://www.calculatedriskblog.com/2011/05/more-on-debt-ceiling-charade.html
 ガイトナー財務長官は、債務の上限を設定できなければ、金利の上昇を招き、家計の富の減少や政府の福祉政策に悪影響を与え、二番底に落ち込む危険性があると警告している。
 月曜日には、米政府の債務が上限に達するかもしれない。
 しかし、これは見せかけの芝居に過ぎない。議会は、政府がデフォルトに陥る前に、上限を引き上げるだろう。
 心配する必要はない、というのがCalculated Risk氏の結論。
 
 ドイツのシュピーゲル誌より。ドイツの原子力発電所は2021年までに廃炉すべきだというリポートについての記事。5月末公表予定のリポートの原案によると、2021年までに原発からの完全撤退案を支持している。
 http://www.spiegel.de/international/germany/0,1518,762150,00.html