英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

CoCo債

 夜になって雪が降り始めた。すでに外は一面銀世界だ。
 
 オバマ大統領が1.1兆ドルの財政赤字を今後10年間で削減するとの提案を持ち出した。
 http://www.ft.com/cms/s/0/db44a2f2-379f-11e0-b91a-00144feabdc0.html#axzz1DwIJekVq
 赤字削減の内訳は、このうち3分の2は歳出のカットだ。国防費以外は5年間の計画凍結。これにより、2021年までに4000億ドルが浮くという。
 残りは増税だ。不動産借り入れの金利についての税額控除や寄付控除を縮小する。

 クレディ・スイスが、いわゆる「CoCo債」と呼ばれるコンティンジェント・キャピタルを発行する。バーゼル3への対応策だ。どれだけ需要が集まるのか、市場の反応が注目される。
 http://www.ft.com/cms/s/0/aaa9e006-380a-11e0-8257-00144feabdc0.html#axzz1DwIJekVq
 CoCo債は、事前に取り決めたストレスがかかったときに、資本に転換する債券の一種だ。クレディ・スイスは60億スイスフラン(62億ドル)を2大機関投資家に割り当てるとともに、公募増資も行う。
 最近、ラボバンクが20億ドルの調達を行ったが、3倍の応募があった。
 この動きは、2019年までの新資本規制に対応したものだ。