英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ブラジル

 穏やかなクリスマスの朝。午前中は久しぶりに図書館に出かける。心なしか、人が少ない。将棋とスキーの雑誌を大量に借りる。

 GEが不動産ビジネスをサンタンデールに売却する。
 http://www.ft.com/cms/s/0/0f3b6ae2-0f86-11e0-b336-00144feabdc0.html#axzz196Ok1ip4
 GEグループの金融部門であるGEキャピタルが、20億ドルあるメキシコの不動産ビジネスをサンタンデールに1億6200万ドルで売却する。ノンコア部門の縮小の一環。
 取引の条件は明らかにされていないが、メキシコにおける個人向けの不動産ビジネス部門や不動産ポートフォリオが含まれているようだ。来年前半に取引は完了する。
 GEはメキシコの不動産事業を2002年からスタート。09年からリストラを進めていた。
 GEキャピタルがこれから集中するのは、商業用の不動産貸し出しと設備投資や航空機ファイナンス、運輸やストラクチャードファイナンス、それに運転資金の供給だ。
 今月初め、GEは2010年の金融部門の収益が30億ドルになり、今後2年間でさらに伸びる見通しを示した。その結果、同社の株価は年初と比べて20%近く上昇している。
 一方、サンタンデールにとってこの取引は、メキシコ市場における存在感を強めることになる。

 ジリアン・テット記者のコラム。読んでいていつも思うのだが、通常の記事より彼女のコラムの英語は、レトリカルで、あまり見慣れない単語、言い回しが頻出する。
 本題に入るまでに、修辞文が長々続く。
 http://www.ft.com/cms/s/0/14456c78-0e9f-11e0-b9f1-00144feabdc0.html#axzz196QhrO8E
 
 目先を変えて、マネーサプライよりブラジル。
 http://blogs.ft.com/money-supply/2010/12/23/more-bullish-brazil/
 ブラジルの金利は10%を超える。6月以降、10.75%で推移している。
 同国中銀のインフレレポートによると、消費者物価の上昇が差し迫っているという。アナリストは、来年1月の利上げを予想している。
 2010年のインフレ率は5.9%の見通し。