朝は雨。川が増水して、茶色く濁っている。
昨日はムーディーズによるポルトガル格付けの見直しに揺れた。
中国がユーロ危機救済に乗り出した。本音は武器輸出禁止の解除にあるようだ。
http://www.ft.com/cms/s/0/4a1a7768-0cfa-11e0-ace7-00144feabdc0.html#axzz18nAjUpOk
具体的には危機に陥った国の国債を購入し続けることだ。火曜日に北京で開かれた中国とEUの間のハイレベル協議の席上、中国副首相が約束した、と欧州の高官が明らかにした。
中国はここ数ヶ月、破綻寸前のEU諸国の国債の熱心な購入者だった。
中国にとってみると、EUは最大の輸出市場であり、EUの経済安定は中国にとっても利益になる。中国は国債購入と一定の問題をリンクづけしていないが、EUに対して長い間禁止されてきた武器輸出を解除するよう求めている。
ただ、中国の支援発言によっても、ポルトガルやギリシャの国債金利は歴史的な高水準にとどまったままだ。
そのポルトガルの格下げについて。
http://blogs.ft.com/money-supply/2010/12/21/moodys-puts-portugal-on-downgrade-review-2/
いよいよ問題の焦点はポルトガルに移ってきた。A1格付けを格下げ方向で見直すという。
関連記事。
http://www.ft.com/cms/s/0/61e3dad4-0cea-11e0-ace7-00144feabdc0.html#axzz18nEABJrv
先週のスペインの格付け見直しに続くアクション。これで欧州債務危機の潜在的な拡大に対する不安が出ている。
多くの投資家は、ポルトガルがアイルランドやギリシャに続く、第三の国になるのではないかと恐れている。