英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

コンティンジェント・キャピタル

 今日も寒い一日だった。この冬初めてマフラーと手袋をつけて仕事へ。
 朝、携帯に流れてきたメールニュースで、茨城・取手で刃物男が現れるとの一報。大事に至らないことを祈るばかりだ。

 BOEの出した金融安定報告が、ユーロ圏の債務危機に備え、英国内の銀行は配当や賞与支払いによるキャッシュの流出を抑えるべきだ、と主張している。
 http://www.ft.com/cms/s/0/c3d09af6-0958-11e0-ada6-00144feabdc0.html#axzz18NYFREIF
 幹部によると、英国内の銀行は損失吸収力が高まっているが、欧州銀行システムとの相互依存関係により、ギリシャアイルランドポルトガルのような周縁国から来る損失が増幅される可能性があるという。
 英銀は欧州周縁国に対し、信用エクスポージャーは限定的だが、さらなるストレスが成長を阻害し、損失を招く危険性があるという。
 ただ、こうしたキャッシュ流出策について、違反をした銀行へのサンクションは考えていないようだ。
 また、コンティンジェント・キャピタルや劣後債を活用も示唆している点も興味深い。スイスはコンティンジェント・キャピタルのコンセプトを支持し、国内2大銀行に300億スイスフランを上限とするコンティンジェント・キャピタルの発行を求めている。