英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

インフレ懸念の台頭

 快晴。朝の通勤時、駅まで歩く道のりが気持ち良い。

 FT紙から。
 http://www.ft.com/cms/s/0/df1ab5ea-d252-11df-8fbe-00144feabdc0.html
 投資家の間で、Fedによる金融緩和策が米国にインフレをもたらすとの懸念が浮上してきた。11月のFedの追加QE期待で、ブレークイーブンインフレ率が急騰し、昨年6月以来の水準に達している。ブレークイーブンインフレ率とは、通常の国債物価連動国債(Tips)のイールド差。水曜日の10年物ブレークイーブンインフレ率は1.98%まで上昇。月曜日にはこの率は1.8%だった。8月下旬には1.51%にすぎなかった。
 多くの投資家は、米国が日本式のデフレに陥るのではないかと懸念している。
 ダラス連銀のフィッシャー総裁は、QEへの期待を削ぐよう発言している。
 木曜日のドル円相場は15年ぶりのドル安に。豪州ドルは米ドルに対して1983年に変動相場制に移行して以来の水準に達している。
 30年債の金利はインフレ期待に左右される。10年債の金利対比で1.3%上回り、歴史的水準に達している。インフレが高まると、債券の投資の魅力が減退し、債券が売られることになる。