珍しく、夜の日記執筆。
今日の日中は実に蒸し暑かった。今年初めて半袖で出勤したが、涼しくて良かった。
スペインの情勢がいよいよ騒然としてきた。各種ＨＰやブログを読んでいると、スペインの銀行のファンディング（流動性）の問題が取り沙汰されたり、スペインに対するＥＵやＩＭＦの流動性供給のニュースが流れたり。今週火曜日の国債入札、スペインの銀行のバランスシートに対する懸念が浮上している。
アトランタ連銀の６月９日付けfinancial highlights
をみると、救済パッケージ公表後において、スペインとイタリアの対ドイツ国債スプレッドの拡大が目立つ。
http://www.frbatlanta.org/documents/research/highlights/finhighlights/FH_060910.pdf
銀行のファンディングが難しくなると、貸し出しやアセットを縮小し、それが経済活動の急速な収縮を招く。まさに、vicious circleの危険が出てきた。
ＩＭＦのストロスカーンは、今週金曜日にスペインを訪問予定。何を話し合うのか。スペイン政府は「bailoutは議題になっていない」と否定しているが、臆測を呼んでいる。
先日合意された４４００億ユーロの支援パッケージがいざ本当に機能するのか、マーケットが試しているというわけだ。
ＦＴ電子版は、６月１５日付けでスペインの銀行のＥＣＢからの借入れが記録的な水準になっていると報じている。
http://www.ft.com/cms/s/0/7b57f290-78a5-11df-a312-00144feabdc0.html
ＮＹＴのAndrew Ross Sorkin編集のホームページ（http://dealbook.blogs.nytimes.com/）が有るのを見付けた。現在、彼の「too Big To Fail」を読書中だが、うかつにして知らなかった。
今日は、日本の国会が閉幕。株価は日経平均が久し振りに１万円台を回復した。いよいよ選挙の暑い夏が始まる。
