英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ガザ地区の戦後構想

 晴れ。

 米国とカタールが仲介し、ハマスの人質に関する取引が近く行われることになりそうだ。何らかの打開がなると、数日間にわたる休戦も実現するかもしれない。

 米国とカタールは日曜日になり、相当な数の人質が解放されるとの見通しを明らかにした。人道危機が深刻になっている包囲エリアに、緊急支援物資が運び込まれる可能性も出てきた。

 240人の人質はイスラエルにとってトラウマになっており、またネタニヤフ首相にとって政治的にセンシティブなテーマになっている。

 https://www.ft.com/content/a83f9ee7-8386-4996-b871-3d6c5a77c324

 戦争の後、ガザに何が起きるのか。誰も再建を担おうとしない現実がある。

 ガザ地区の住民220万人の状況は人道危機となっている。食料やきれいな水、医薬品がなくなり、病人は病院で死亡しつつある。燃料も不足している。

 ガザ南部には北部から住民がなだれ込み、北部地域は今後数年間は居住することができないだろう。

 しかし、アメリカの外交官は動こうとしない。ハマスがとった人質と引き換えにガザ地区の住民を助けるというアイデアは、アラブ地域の国家の監視の中、進もうとしない。

 2日間にわたる会議の結果、戦後のガザ構想についてはまったくプランがないということが明らかになった。

 https://www.economist.com/middle-east-and-africa/2023/11/19/what-happens-to-gaza-after-the-war