英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

勝利者なきイタリア総選挙

 曇り。気温が急上昇。
 イタリアで総選挙が行われた。出口調査によると、勝利した政党はいない模様だ。ベルルスコーニ前首相の主導する保守グループが第一党の地位を維持しそうである。
 しかし、明確な勝利者がいない選挙となりそうで、ユーロ圏で3番目に大きい経済の政治的不安定さと緊張が続くことになりそうだ。
 ベルルスコーニ陣営の得票率は下院で33〜36%である。同グループにはファシスト運動に根っこを持つ反移民政党や極右グループが含まれている。
 一方、反体制運動の五つ星運動は、単独で最大の政党に浮上した。イタリア経済の弱さと既存政治家への怒りの受け皿になっている。同党は29・5パーセントの得票を得た見通しである。
 https://www.wsj.com/articles/italys-elections-appear-to-have-yielded-a-hung-parliament-exit-polls-1520201994