晴れ。
米証券取引監視委員会は、トランプ氏のシニアアドバイザーで、女婿であるジャレド・クシュナー氏が経営する不動産会社を調査している。EB5と呼ばれる投資用のビザを利用した容疑である。
クシュナー氏は2017年の5月に、SECからEB5ビザに関して情報を提供するよう召喚状を受け取った。クシュナー氏のオフィスは、我々は十全に規制とルールに従って活動している、とコメントした。
EB5プログラムは、最低50万ドルを投資する移民にグリーンカードを付与するプログラムである。
https://www.wsj.com/articles/sec-looks-into-kushner-cos-use-of-eb-5-program-for-immigrant-investors-1515240181
トランプ暴露本の続報である。自身を非常に安定した天才だと呼び、本に関する言及を避けた。そして、このような本の出版が許される名誉毀損法の弱さを嘆いてみせた。
トランプ氏はキャンプデービッドで記者会見し、この本はフィクションであり、誰かを貶める類の代物だ、と述べた。ツイッターなどで散々他人を名誉毀損しておきながら、の発言である。
フロリダのリゾート地で10日間の休暇をとっていたトランプ氏が今週ワシントンに戻ったのは、この本がきっかけとなった。
この本によると、トランプ氏のアドバイザーらは、トランプ氏の注意散漫さや繰り返しの多さについて、大統領としての資質があるのか、気にかけていたという。
トランプ氏は土曜日のツイッターで、自身のことを非常に安定した天才だ、と述べた。そして、実際、私の人生を通じてもっとも偉大な資産は、精神面の安定と非常に賢いことである、と付け加えた。
キャンプデービッドにおいて土曜日の午後、数人の議員と大統領府の幹部らが集まり、トランプ氏はさらなる防衛策を指示した。
ウルフ氏の本でアドバイザーらが言及した以上に、幾人かの議員、とくに民主党議員は、大統領の精神面の健康状態について関心を寄せている。
https://www.wsj.com/articles/trump-says-he-is-a-very-stable-genius-disputes-books-claims-1515252682
そのトランプ氏を、クルーグマン教授はいつものように、巧みな修辞を使って言い表している。ポトマック川のファウスト、だと。
https://www.nytimes.com/2018/01/05/opinion/faust-on-the-potomac.html?partner=rss&emc=rss