久しぶりのバーナンキ前議長。次の金融危機を中央銀行はマネージできるのか。お馴染みの問いである。
https://piie.com/newsroom/short-videos/what-can-central-banks-do-manage-next-financial-crisis
レンルイス教授。スウェーデン経済を題材に、中央銀行が先回りして動かない方が良いと論じている。
経済成長率はここ数年、力強い実績を残している。2017年は3%を超える見通しである。需給ギャップもプラスに転じている。
しかし、インフレ率はここ数年ゼロ周辺を動いていたが、2016年は2%のターゲットに向けて近づいた。財政はニュートラルに運営されている。
スウェーデンの健全な経済を取り上げてみよう。インフレ率は目標に到達している経済である。ここで、中央銀行であるリクスバンクはどんな運営をしているか。答えはマイナス0・5%の政策金利である。同時に量的緩和も実行中だ。
このハト派的運営はどのように説明できるだろうか。もし経済が回復し始めれば、中央銀行は正常化すべきである、というのが通常の認識である。つまり、カーブに先行して動く。
https://mainlymacro.blogspot.jp/2017/12/the-advantage-of-central-bank-not-being.html