英字紙ウォッチング

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フィリピンのイスラム勢力

 晴れ。
 フィリピンにとっての深い任務は、イスラム軍勢力に侵食された都市の再建である。選挙された南部の都市は荒れ果て、住民は離散してしまっている。こうした都市を拠点にして新たなイスラム過激派勢力を生んでしまうのではないかという懸念が出ている。
 南部の都市、マラウィは、政府軍とイスラム国の過激派勢力との間の戦闘と空爆により、激しいダメージを受けている。
 10月時点において、フィリピン政府軍は国際的な過激派勢力に対し、勝利宣言を行った。しかし、現在その成功は危機に瀕している。
 今回の戦闘により、40万人もの住民がマラウィ市を追われた。ミンダナオ島イスラム信者が多数派を占め、より多くの自治権を認める新たな法律が成立した。
 マラウィにおける勝利は長期的な平和への第一ステップとなるのか、しまいには新たなイスラム国熱を生み出すのか、わからない。
 https://www.wsj.com/articles/philippines-faces-steep-task-rebuilding-city-wrested-from-islamic-militants-1512820980