中国が東欧の貧しい諸国に接近しつつあることに、ブリュッセルが警戒感を抱いている。EUの政策に中国が影響を与える危険性があるというのだ。
ハンガリーでは「東方への開放」と呼び、セルビアでは、「信頼のおける友人関係」、ポーランドは「巨大なチャンス」と呼称している。
16カ国あるEUの中東欧諸国は中国に主導されている。その結果、EUの規則や利益が中国に侵食されるのではないかと警戒感が広がる。
中国は道路や鉄道、電力施設などのインフラ施設を建設し、融資する能力を持っている。そしては、それだけにとどまらず、政治的、戦略的分野にまで広がっている。
「16プラスワン」と呼ぶ、この手法は、大きな疑念を呼んでいる。
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