雨。陰鬱な週末である。
トップニュースはやはりこの話題。ニューヨーク・タイムズは、リシア空爆によって、ロシアとの関係が危機に貧していると見出しをつけている。ロシア側はトランプ氏による兵器使用を非難し、ロシア軍は、空爆についての情報共有についての合意を延期すると述べた。情報共有は偶発事故を避けるための合意であった。
トランプ氏は大統領に就任し、ロシアとの関係改善を最優先してきた。プーチン大統領府は、トマホーク巡航ミサイルによるシリア空爆は国際法違反であり、ロシアと米国との関係にとって重大な打撃を与えたと非難した。一方、米国はシリアによる化学兵器攻撃はロシアにも一定の責任があると反論した。
米国内では、共和党、民主党ともに幅広い支持を得ている。ヒラリー・クリントン氏やジョン・マケイン氏もトランプ氏の今回の行動を支持している。
しかし、16年間にわたる米国の海外における戦争を経験し、トランプ氏の行動を批判する側には、イデオロギー的に異なる立場の人々が混在している。反戦のリベラル派から、孤立主義の保守派まで、だ。ただ、クリントン氏はトランプ氏がシリア人の赤ん坊の死を嘆く一方、移民の米国入国を禁止する行為は、偽善的であるとトランプ氏を批判している。
一方、国際社会は、米国の行動を欧州やイスラエル、トルコ、サウジアラビアは支持している。
また、ちょうど中国の習主席との会談のタイミングであり、国際的なのけもの国家である北朝鮮をどのように封じ込めるか、話し合いが行われていた。
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