晴れ。
米国の実質金利が示しているのは、将来の経済成長期待の低さだ。インフレ調整後の米国債の金利は、ここ数ヶ月足踏み状態にある。これはトランプ政権による経済政策への期待が緩和していることを示している。
いわゆる実質金利は、12月中旬のピークである0・74%から0・38%へ低下した。実質金利は経済が強くなると上昇する傾向にある。
最近の金利の低下と米ドルの下落は、投資家たちがいわゆるトランプトレードへの最初の熱狂を再評価していることを反映している。
実質金利とドルの下落は、トランプ政策が経済成長を押し上げることができると人々が信じていないサインである。そんな指摘がある。
低下したとはいえ、実質金利は大統領選挙前の水準を上回っている。選挙後、人々はトランプ氏の提案した大規模なインフラ支出や減税、規制緩和に注目している。
http://www.wsj.com/articles/real-rates-show-real-concerns-over-trump-economic-rebound-1484481602