英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

新大統領の外交政策

 曇り。今日は一段と冷える。
 米国の株価は選挙結果が出るのを前に、一段と上昇している。債券イールドもそうだ。10年国債の利回りは1・867%まで上昇した。
 市場はヒラリー・クリントン氏が世論調査でリードすると、株価が上昇したが、リードが縮小すると売られてきた。今回はブレグジットのようなことは起きないとみている。
 http://www.wsj.com/articles/markets-hold-for-election-results-1478593359
 次の大統領は多くの外交政策に関する困惑に直面する。過去10年にわたる外交政策の複雑な蓄積も、新大統領は継承する。ロシアとちゅうごくとは緊張関係にあり、中東は不安定なまま。北朝鮮の核開発は進行し、テロリズムは拡散、難民危機や欧州の政治的、経済的不安定もある。難問山積みである。
 どのように新大統領が予測不可能な世界の風景を切り回すのか、海外の同盟国は注意深くウォッチしており、米国内にもその結果は及ぶ。どのチャレンジもリスクとインプリケーションをもっている。
 ロシアやイラン、トルコに対するより積極的な姿勢は、米国のイスラム国に対する戦略へ示唆するところが大きい。シリアにおける戦争の終結努力に対してもそうだ。
 http://www.wsj.com/articles/next-president-faces-a-raft-of-foreign-policy-quandaries-1478601042