英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

沈むブレント原油

 晴れ。良い天気である。
 米国がイランとの間で制裁解除に向けた協議を進めている。イランの濃縮ウランをカザフスタンに送る計画だ。
 イランのロウハニ政権はできるだけ早い制裁解除を求めている。来年2月には選挙が予定されており、経済回復を求めているからだ。もし制裁が早期に解除されなければ、核開発をめぐる合意に関してイラン国内から批判が高まる恐れがある。
 イランは合意によって、核兵器をつくるのに必要な濃縮ウランを蓄積するのに1年かかるまで備蓄を減らさなければならない。イランが現在保有する濃縮ウランは、純度5パーセント程度の低濃縮ウランがほとんどだとされている。
 http://www.wsj.com/articles/iran-seeks-arrangement-to-send-enriched-uranium-to-kazakhstan-1449612712
 原油のブレント価格が7年ぶりの低水準に沈んでいる。米国の原油在庫が増えるとの思惑からだ。12月8日時点で40ドルをつけている。2015年後半には油価は回復するとみていたアナリストも見方を変え、2016年いっぱい原油価格の回復は見込めそうもない。
 http://www.wsj.com/articles/oil-prices-rise-but-more-pain-is-expected-1449577680