エコノミスト誌による、今年のベスト本。
北朝鮮やデトロイト、長崎などに関する本が上位にあがった。
興味深い本がいくつかある。
一つは「孤独なボウリング」などで知られるロバート・パットナム。新著は「われわれの子どもたち」とでも訳すのだろうか。現代の米国におけるもっとも深刻な分裂は、人種ではなく階級である、という指摘だ。
お金持ちと貧困層がそれぞれどのように子どもを育てるのか、を分析している。リベラルの立場からみた教育論や家庭論でもある。
「綿花の帝国」という本も興味深い。900年にわたる綿花の歴史を追った大著である。グローバリゼーションの歴史でもある。
ニーアル・ファーガソンが、キッシンジャーの評伝を書いている。
http://www.economist.com/news/books-and-arts/21679439-best-books-year-are-about-north-korea-detroit-nagasaki-and-being-pilot-shelf