英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

無期限戦争

 今日も快晴。
 ブルームバーグより。フランステロ事件の女性容疑者は、襲撃の前にシリアに出国していたとの情報がある。
 今回の一連の事件で結局20人が殺害された。
 http://www.bloomberg.com/news/2015-01-10/female-suspect-fled-france-before-attacks-said-to-be-in-syria.html
 チャーリー・ヘブド事件に関与したとして、フランス当局は威信をかけて、4番目の容疑者を追っている。
 一方、フランス全土では70万人の人々がデモ行進に参加し、日曜日には100万人のデモに発展する見通しだという。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/a384f7bc-98a4-11e4-be30-00144feabdc0.html?siteedition=intl#slide0
 今回のテロ事件の背景分析。イスラム国と西側諸国の運命を握る戦い。一つのポイントは、イラクの崩壊を防ぐこと。もう一つが、期限のない戦いを続けることだという。西側諸国にとって、イスラム国との戦いは永遠の戦いとなる。
 まずは、トルコの戦略的位置から始まる。トルコは当初EU加盟を熱望していたが、EUが認めなかったことで、トルコは軸足をイスラムに移した。
 しかし、視点をシリアからの難民がイスタンブールに流れ込んでいることに移すと、話は異なってくる。彼らにとってイスタンブールでの生活は、民主主義の希望に満ちたものではない。エジプトは専制政治に逆戻りし、リビアは失敗国家に成り下がった。そして、シリアは血にまみれている。トルコのエルドガン首相の周辺国は問題だらけだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/1cef76e2-48c1-11e4-9f63-00144feab7de.html#axzz3OTDkCz4p