英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ドローンへの期待

 曇り。
 最近「ドローン」という無人飛行機のことを耳にするようになった。アマゾンが配送にドローンを使用すると表明したり、Googleもアマゾンとは異なった観点からビジネス参入を検討している。
 ドローンビジネスには技術的、かつ規制上の障壁がいくつか存在する。しかし、それは潜在的な可能性を秘めていることを意味している。
 米国の連邦航空委員会は6月以降、民間企業から31のドローンに関する申請を受け付け、処理している。農業やパイプライン検査、航空測量、映画制作まで分野は幅広い。
 http://online.wsj.com/articles/google-drones-lift-industry-hopes-1409353944?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection
 デフレの淵に立つユーロ圏。過去5年間でもっとも低い物価上昇率に沈むユーロ圏。エコノミストはこの低インフレ状態が一時的なものか、それとも日本のようなデフレに陥るのかどうか、自問している。
 8月のインフレ率は0・3%になると推測されている。7月の0・4%、6月の0・5%と比べ、徐々に低下している。これは2009年10月以来の低い水準だ。
 デフレの淵に立つ国はイタリアやギリシャ、スペイン、ポルトガルなど、債務危機に陥った国だ。
 ECBの予測するインフレ率と乖離していることもあり、木曜日の政策決定会合では追加緩和が期待されている。ロシアの食料輸入禁輸も物価上昇には役にたちそうもない。
 ただ、物価の総合指数と食料品とエネルギーを除いた、いわゆるコアコア指数の動きには乖離も見られる。コアコア指数は8月、0・9%に上昇する見通し。この数字を受け、ドラギ総裁は、今の低インフレ状態は変動の激しい商品価格のせいだ、と結論づける可能性もある。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/8f46dc98-2f8b-11e4-a79c-00144feabdc0.html?siteedition=intl#axzz3BqezPQmG