英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

米銀のロンドン離れ

 曇り。
 中国の高官が豪邸を急いで売却している。売り急ぐあまり、相当割安な値段での放出が相次いでいるという。
 それにしても中国の汚職の度合いはすさまじい。昨年汚職の判決を受けたモンゴルの高官の場合は、中国国内に33の不動産とカナダに一箇所の住居を保有し、そのすべての家がハンドバッグで埋まっていたという。
 不動産に目をつけられたことを察知し、汚職高官が不動産を叩き売っている。
 http://online.wsj.com/articles/chinese-officials-fearing-scrutiny-amid-a-crackdown-on-graft-rush-to-sell-luxury-homes-1408316680
 米国の銀行が、欧州における活動拠点をロンドンからアイルランドへ移すことを検討している。英国がEUから距離を置こうとしているためだ。バンカメやシティグループモルガンスタンレーなどがそうした検討をしているという。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/9b555ed6-25f1-11e4-8bb5-00144feabdc0.html?siteedition=intl#axzz3AhGXpT7c
 一方、米銀をめぐってはこんな議論もあるようだ。バンカメなどの巨大銀行を解体することが新たな機会創造につながる、という。バンカメ救済の過程で、住宅ローンの借り手の間に多くの犠牲者が出た。多くの住宅保有者が依然として貧困状態に放置されている。
 http://www.calculatedriskblog.com/2014/08/demolition-as-stimulus.html