英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

大幅下方修正〜米国四半期GDP

 晴れ。このところ局所的に大雨になったり、変な天気が続く。
 米国の四半期GDPが公表された。リセッションが終了し、5年が経つが、過去5年でもっとも悪い数字となった。第1四半期(1〜3月の)GDPは前期比2・9%のマイナス。事前予想と比べ、大幅に下ブレた。
 下ブレ因は、個人消費の伸びの低さ。わずかに1%にとどまった。ヘルスケア関連の支出が想定以下だったことが響いた。
 問題は第2四半期以降だが、今のところ春が暖かかったことで、経済はペントアップ需要によって回復の兆しを見せ始めている。現時点の予想では、年率換算で第2四半期は3・3%の伸びが予想されている。
 http://online.wsj.com/articles/u-s-gdp-contracted-at-2-9-pace-in-first-quarter-1403699600?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection
 関連してメリルリンチのコメント。下方修正の原因として、2つの理由を挙げている。一つは先にも振れた個人消費の弱さ。もう一つは貿易赤字の拡大だ。
 http://www.calculatedriskblog.com/2014/06/merrill-lynch-on-q1-gdp-revision.html
 米国にとって適切な移民の数はいくらか。一種の頭の体操なのだろうが、そんな試算を行っている。
 1平方マイルあたりの人口密度は、英国が650人。一方、米国は84人しかいない。仮に、米国が移民を増やし、英国並みの人口密度にするとすると、2億人あまりの移民が必要になるという。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2014/06/the-optimal-number-of-immigrants.html