英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ウィリアムズ総裁発言

 三連休の2日目も晴れ。
 イスラエルシャロン元首相が死去した。85歳。長らく闘病生活を続けていたようだ。イスラエルの右派を代表する政治家として、その死を大きく扱っている。
 彼は1948年の独立戦争に始まり、スエズ動乱、67年の6日間戦争、そして、73年のヨム・キップル戦争まで、軍事指導者として関わってきた。そして、多くの大胆な作戦を成功させてきたことから、「イスラエルの王」として国民から慕われていた。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/cbc2ff78-7463-11e3-af50-00144feabdc0.html?siteedition=intl#slide0
 米国の雇用統計について。12月の新規雇用者数の増加幅は7万4000人にとどまった。事前の予想では19万7000人の増加、という数字が出ていたが、想定以上に悪かった。米国経済の回復への期待は見事に打ち砕かれた。FedのTaperingのペースはこれで加速することはなくなったとみて良さそうだ。
 一方、失業率は7%から6・7%に低下した。これは求職中の労働者が減少したことが大きい。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/e9a9f980-79fc-11e3-a3e6-00144feabdc0.html#axzz2q8qya6Eu
 失望をもたらした雇用統計に関するCR氏のコメント。たった1ヶ月の数字であること、11月の雇用統計が情報修正されたこと、他のデータを見ると、雇用は力強い傾向にあること、などを勘案すると、それほど悲観する必要はない、と見ている。天候要因が12月の雇用統計を押し下げた、と分析している。
 http://www.calculatedriskblog.com/2014/01/comments-on-disappointing-employment.html
 WSJのHilsenrath記者のレポート。サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は、2014年の米国経済を楽観視している。WSJによるウィリアムズ総裁のインタビューに答えたものだ。
 2014年と15年の経済成長率は3%を超えるとみているが、長い期間、金利をあまりに低く抑えすぎていることで新たな金融バブルを生んでいるのではないかと心配で、「夜も寝られないことがある」という。
 ウィリアムズ総裁の発言に注目すべきなのは、次期FRB議長のイエレン氏へのアドバイザー役であるからだ。
 ただ、ウィリアムズ総裁は就業率に懸念を持っている。
 http://blogs.wsj.com/economics/2014/01/09/qa-feds-williams-on-upbeat-2014-outlook-and-what-keeps-him-up-at-night/
 2014年の中央銀行界は?という問いかけ。
 http://blogs.wsj.com/economics/2014/01/05/what-will-central-banking-look-like-in-2014/?mod=newsreel