英字紙ウォッチング

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スペインの労働市場改革

 三連休2日目。今日も晴れだが、風が少々強い。
 スペインの経済回復過程にみる賃金改革の効果について論じた小論。高い失業率を引き下げるには、労働市場の構造的改革が必要であると論じている。
 スペインの失業率は2013年の第3四半期で26%に達し、ユーロ圏全体の2倍以上に達している。
 スペインでは実質賃金を決めるうえで、2012年に大きな出来事が2つあったという。一つは、主要な労働組合経営者団体との間で、2012年からの3年間は集団で交渉して決める取り決めが交わされたことだ。もう一つは3つの分野における労働市場改革だ。3つの分野とは、無限定な雇用保護度の撤廃、解雇費用の削減、企業内部での雇用の柔軟性を認めることの3つ。その結果、2012年の第1四半期から実質賃金が下がり始めた。
 http://www.voxeu.org/article/wage-moderation-spain