英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

タックス・インセンティブ

 晴れ。
 いろんな分野の話題をいくつか。一つはアジアの空の便の話。新しい格安航空が少なくとも10、これから登場する。アジアの空はますます混雑しそうだ。アジア地域の消費者の所得が増え、航空需要が伸びることも背景にある。
 http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303949504579261660172421156?mod=WSJAsia_hpp_LEFTTopStories
 課税を優遇することで、ビジネスを呼び寄せようという動きもある。ニュージーランド政府はヒット映画「アバター」の続編をニュージーランドで撮影する機会を獲得した。ジェームズ・キャメロン監督と合意した。税制のインセンチィブをキャメロン監督らに与えたことが効いた。その代わりに5億ニュージーランドドル、米ドルにして4億ドル相当の経済効果を見込んでいる。
 http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304403804579261340730639078?mod=WSJAsia_hpp_LEFTTopStories
 米国の盗聴問題は、米国の裁判所が違憲であると判断した。大量に電話の記録を集めるNSAの行為は違憲に近いと述べた。コロンビア地裁の判断。こうした電話情報の収集がテロリストの陰謀を防ぐのに重要なツールであると、政府はうまく主張できなかった。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/bf23ca3e-669b-11e3-aa10-00144feabdc0.html?siteedition=intl#axzz2ngZ9rm3x
 さて、注目のFOMCが始まる。TimDuy教授は、自信はないけれども12月のTaperingはない、と述べている。経済統計ははっきり方向感を示していない。しかし、たとえば12月は資金需要が旺盛な時期であり、債券市場を混乱させないという判断から、12月のTaperingは見送るのではないか、という。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2013/12/fed-watch-fomc-meeting-something-of-a-nail-biter.html