英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

Fedは雇用目標をあきらめたのか

 曇り。涼しい朝。
 ドイツのショイブレ財務大臣ギリシャの救済策について言及している。三回目のベイルアウトが必要である、と。これまでの救済規模が不十分であったことを認める、ドイツ高官によるあまりに手際の悪い告白である、と批判している。
 たしかにショイブレ財務相は以前から、欧州の納税者はより多い金額をギリシャに貸し付ける必要があるかもしれない、と述べていた。しかし、ショイブレ財務相の今回の発言は9月22日のドイツ総選挙を前にして、あまりに不用意な発言であると受け止められている。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323423804579024920530160120.html?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection
 今日は7月会合のFOMC議事要旨が公表される。ゴールドマンサックスのエコノミストは、Taperingの手がかりなないのかどうか、目を皿のようにして読み込む。
 http://www.calculatedriskblog.com/2013/08/wednesday-existing-home-sales-fomc.html
 アダム・ポーゼン氏の問いかけ。長く続く失業状態は構造的な問題であり、これに対処するには膨大なコストがかかる。雇用規制を変えたりしても、その効果には限度がある。Fedは雇用目標をあきらめたのか、という本質的な問いである。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2013/08/why-has-the-fed-given-up-on-americas-unemployed.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+EconomistsView+%28Economist%27s+View%29