英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

変調マーケット

 梅雨というのに、きれいな青空の広がる。
 米国のミューチュアルファンドが金利上昇によって5月は損失を被ったことを指摘する記事だ。Fedの金融緩和政策が出口に近づいているとの観測が高まり、債券金利が世界中で上昇している。金融危機が起きた2008年10月以降では最悪のパフォマンスとなった。
 ヘッジファンドなどの投資家は米国の金利の先行きについて、方向感を測りかねているらしい。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/486b535c-cc64-11e2-9cf7-00144feab7de.html#axzz2V0lYepCc
 一方、ECBはビッグバズーカスタイルの金融市場介入から脱却しようとしている。スペインやイタリアにおいて経済上の問題になっているのは、SME、つまり中小企業向けの貸し出しだ。中小企業の借り入れコストが容認できない水準まで上昇している。一方、ドイツの中小企業の借り入れコストは非常に低水準で推移している。
 ユーロは単一市場とはいえ、各国の中小企業からすれば、フラグメント(文節)された市場という現実に変わりはない。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/b43f0962-cc63-11e2-9cf7-00144feab7de.html#axzz2V0lYepCc
 米国の自動車市場は堅調な売り上げのまま推移している。ピックアップトラックSUVを中心に自動車販売を押し上げている。5月のデータから。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323469804578522961258555442.html?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection