中央銀行は長らく、物価の安定を目標にしてきた。しかし、労働市場にもっと関心を向ければ、経済運営でより良い結果をもたらすことができる、と主張する論文が出た。
ボストン連銀の労働市場のダイナミクスに関するコンファレンスに提出された。下記はそのことを伝えるブログ記事だ。
http://blogs.wsj.com/economics/2013/04/12/research-paper-says-job-market-fears-trump-inflation-anxieties/?mod=wsj_streaming_markets
ペーパーはこのことだろうか。アブストラクトを読むと、悲惨指数(インフレ率と失業率の和)が上昇すると、幸福度(?、happiness)を押し下げる。そして、高インフレより高い失業率のほうがより社会的厚生にとってよくないという。欧州の事例を調べると、1%の失業率がもたらす社会的厚生は2・5%のインフレ率に相当するという。
http://www.bostonfed.org/employment2013/papers/Blanchflower_Session5%20.pdf