英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

FOMC

 晴れ。しかし、風が強く、肌寒い。
 まずは米国のFOMC
 http://www.federalreserve.gov/newsevents/press/monetary/20130320a.htm
 経済見通し。GDPは若干下方修正し、失業率見通しは上方修正している。
 http://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/files/fomcprojtabl20130320.pdf 
 バーナンキ議長の冒頭発言。
 http://www.federalreserve.gov/mediacenter/files/FOMCpresconf20130320.pdf 
 経済の認識について上方修正したが、成長が十分加速しているとはいえないとして、金融緩和策はそのまま変更しなかった。
 注目の記者会見でバーナンキ議長は、労働市場の実質的な改善がここ数か月見られているものの、この改善が一時的なものか否か、確かめたいとの意向を示した。
 また、緊迫しているキプロス情勢について、バーナンキ議長は広がる可能性は小さいと話した。
 19人の委員のうち13人が金利は2015年から上昇し始める、と予測した。
 Fedの金融緩和策が効くルートとして特に重要なのが住宅セクターへの効果だ。しかし、ここへきて論点として浮上しているのが、超低金利政策が金融市場にバブルを引き起こし、金融システムを不安定にしないか、という懸念だ。Fed内部でも、いつまでこの債券買い取りプログラムを継続するのか、激しい議論があることが委員の講演などから示唆されている。利益考量としては、金融緩和策を続けた場合に金融システムに及ぼすリスクと、早めに金融引き締めに転じた場合のコストだ。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323419104578372552226749798.html?mod=WSJ_hps_LEFTTopStories
 FT紙の分析。FOMCの目標に向かって進展がみられれば、債券買い取りプログラムのペースを変える可能性があるとしたが、経済の評価についてはわずかに上方修正したのみだった。そして、政策金利についても、失業率が6・5%以下になるまで低いままでとどめる、とした政策も変更しなかった。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/28c57aa0-918b-11e2-b839-00144feabdc0.html#axzz2O7XhC6Fd