英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

株高を考える

 今日は風もなく、暖かく、青空の広がる良いテニス日和。
 来週の焦点はFedFOMCだ。失業率は7・7%で高止まりしているが、米国の株式市場は活況を呈している。ウォールストリートのムードは弱々しい。FT紙のRobin Harding記者が、なぜ経済の実勢は瀕死状態(moribund)なのに、株価が上昇しているのか、と問いかけている。まるで、いまの日本の株高と経済の実力とのかい離を皮肉っているかのようだ。
 株価の評価については、PERをみるのが手っ取り早い。S6P500指数のPERは18。過去の実績と比べて、特段高いわけではない。配当利回りは2%だ。PERがさほど高くない理由は、分母となる企業収益がそれなりに堅調であることだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/da5a8e50-8d75-11e2-a0fd-00144feabdc0.html#axzz2NfsSUKhU