英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

バトンは手渡された〜1月FOMC

 快晴。
 米国の第4四半期GDP速報値が公表された。年率換算でマイナス0・1%。過去3年間で初めてマイナス成長となった。政府支出の大幅な減少が主因で、サプライズのニュースだった。
 ただ、これはリセッションの兆候ではない。ゆっくりとではあるが、民間消費や企業部門の設備投資は成長しており、先行き見通しが悪いわけではない。足元の四半期は年率2%ペースで拡大していると予測されている。明日金曜日の雇用統計が注目される。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324156204578273611039517142.html?mod=WSJASIA_hpp_LEFTTopWhatNews&_nocache=1359589012751&user=welcome&mg=id-wsj
 昨日終了したFOMC。特に大きなニュースになることはなかった。
 経済活動についての認識は、天候要因などを主因に過去数か月経済活動は休止した、としている。
 http://www.calculatedriskblog.com/2013/01/fomc-statement-economic-activity-paused.html
 今回のFOMCでは、投票権を持つ地区連銀総裁が交代した。FOMCで反対票を唯一投じたのが、カンザスシティ連銀のジョージ総裁。「バトンは手渡された。新たな反対者の継承者が登場した」との一文で、ジョージ総裁の横顔を下記のブログが紹介している。
 反対理由は”Ms. George “was concerned that the continued high level of monetary accommodation increased the risks of future economic and financial imbalances and, over time, could cause an increase in long-term inflation expectations.”とされている。
 http://blogs.wsj.com/economics/2013/01/30/the-lone-dissenter-kansas-city-feds-esther-george/