英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

バーナンキ議長の反論

 曇り。雨が降りそうだ。
 野田改造内閣が発足した。早速、田中真紀子文科相をめぐって賛否両論が出ている。
 FTトップはQE3によって不動産担保ローンで利益が急騰しているとの話題。WSJ(USエディション)はJPモルガンの詐欺疑惑。NYTは内部告発者を代理する弁護士が、オバマ政権への献金を増やしているとの話題。
 QE3は住宅保有者よりも銀行に利益をもたらしている。市場金利が低下しており、不動産ローンのオリジネーターである銀行はローンをセカンダリー市場で売却して、超過利益を得ることができる。
 このことは共和党候補者のロムニー氏が「Fed金利を人工的に低く抑えた」と厳しく批判するゆえんだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/3406bba8-08bb-11e2-9176-00144feabdc0.html#axzz285lSAHcI
 バーナンキ議長は月曜日、インディアナ州で講演を行った。題名は「連邦準備と金融政策についての5つのクエスチョン」。
 5つの質問とは、①Fedの目標②金融政策と財政政策との関係③金融緩和政策がインフレを招くリスクについて④金融政策が預金者や投資家に及ぼす影響⑤Fedの説明責任について。
 http://www.federalreserve.gov/newsevents/speech/bernanke20121001a.htm
 そして、バーナンキ議長は、共和党ロムニー候補から寄せられているQE3批判に反論した。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/5c1a227c-0be2-11e2-8032-00144feabdc0.html#axzz285lSAHcI