財政緊縮路線への疑念や不満が渦巻くヨーロッパ。では、何をすべきなのか。
一つの答えが、ドイツが自国で大規模な財政出動を行うこと。これに対し、財政出動すべきはむしろ欧州周縁国においてだ、という反論がある。
また、欧州全体で一つの財政当局があると仮定すると、豊かな地域から貧しい地域への税や財政支出の再配分が必要だという議論もある。 http://economistsview.typepad.com/timduy/2012/04/what-should-europe-do.html
中国の人民元改革について。ＩＭＦによる最新の予測では、２０１２年の経常収支黒字幅はＧＤＰ比２・３％まで大きく減退する。それを前提にすると、欧米各国が中国に対して求めていた、もっと人民元を自由化すべきだという主張を緩めるべきなのだろうか。
中国にとって、もはや為替レートの問題は主要なマクロ経済学上の問題ではなくなっているという。むしろ、投資に偏重した成長の方が問題だという。
http://www.project-syndicate.org/commentary/why-a-more-flexible-renminbi-still-matters
