英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ブルドッグスピリッツ

 快晴。
 欧州危機への対処にあたって、英国の立場が微妙なものになりつつあるようだ。キャメロン首相は英国の主張を貫いたことに対し、英国内で歓迎されるものだと考えているが、連立与党内からは、EUにおける英国の孤立を招いただけだと批判の声があがっている。キャメロン首相の発言は「ブルドッグ精神」ともいうべき英国の伝統なのかもしれないが、それは欧州においては堂々たる態度とは評価されておらず、米国でも真面目に受け止められていない、というわけだ。むしろ英国を孤立させ、周辺国化させるものだという。 
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/b129b908-242a-11e1-bbe6-00144feabdc0.html#axzz1gDAU0oru
 欧州危機は去ったのか。とんでもない。サミット前に盛んに言われた財政統合や共通債、ECBによる国債買い入れ策強化など、何一つ決まっていないじゃないか、という指摘。 
 http://www.calculatedriskblog.com/2011/12/wolfgang-munchau-crisis-goes-on.html