英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

最後の貸し手

 晴れ。今日も風が強く、冷たい。
 マーケットの混乱がとまらない。ムーディーズがドイツのランデスバンク10社の格付けを引き下げた。政府によるサポートが低下しそうであることがその理由。バンクオブアメリカなど、米銀のスプレッドも拡大している。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/3eaa5e6c-0e6f-11e1-91e5-00144feabdc0.html#axzz1dsQnpxVY
 ユーロ圏の債券市場を安定させるために、もっとドラスティックな手段をとれ、というECBへの圧力が高まっている。
 昨日は、ECBによるイタリア国債などの買い取りによっても、マーケットの売りはとまらなかった。投資家はドイツ国債以外を叩き売っている。
 これに対し、ドイツの首脳のみがECBの介入に反対している。政府による経済改革こそ問題を解決するのであって、政府の最後の貸し手になってはならない、と。また、ECBによる債券買い取りの効果にも限界があるとしている。 http://online.wsj.com/article/SB10001424052970203611404577041901149009704.html?mod=WSJASIA_hpp_LEFTTopWhatNews