英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

コチャラコタ・スピーチ(11年10月21日)

 ミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁の講演より。FOMCの議論の様子がうかがえて興味深い。バーナンキ議長は各地区連銀総裁の地元経済概要を手際よく要約する能力に長けているのだという。
 議論は2つのラウンドに分かれて行われ、最初は経済見通し、二巡目は政策オプションについて17人の出席者が発言する。最後に次のFOMCまでの6〜7週間の間に向けた政策を決定する。
 そして、議論の質は政治的というより、技術的なものだ。そして、各地区連銀総裁を通じてFOMCに上がってくる声は、経済のメインストリートの声であり、それが国の金融政策に反映されている。
 FOMCのデュアル・マンデイトのうち、雇用の最大化については、目標を数値化することがより難しい。
http://www.minneapolisfed.org/news_events/pres/nrk10-21-11.pdf