英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

デクシア分割

 危機の連鎖がとまらない。リーマンショック後に金融機関が連鎖破綻したことを想起させる。
 今度はデクシア。ベルギー政府はデクシアの分割を議論しようとしている。バッドバンクとグッドバンクに分け、売却収入で保有する国債ファイナンスに充てる。地方血自体向けの融資業務は、フランスのSWFに統合する。また、混乱を回避するため、デクシアのローンをフランスとベルギー政府が保証すると述べた。
 デクシアの火曜日の株価は0.81ユーロに下落。時価総額は25億ユーロに満たない。デクシアが保有するギリシャポルトガル、イタリア国債は209億ユーロにのぼる。
 つれて、ベルギーやフランスの対ドイツ国債スプレッドはワイド化した。
 もしデクシアが政府から支援を受けると、これは二回目の公的支援となる。1回目はリーマンショック後の2008年に64億ユーロの公的資金を注入された。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/1eabef1c-ee5e-11e0-a2ed-00144feab49a.html#axzz1ZoXlV39k
 三菱UFJフィナンシャルグループは、モルガン・スタンレーに対するコミットを継続するとの声明を出した。
 かつての優先株普通株に転換され、現在22.4%の筆頭株主だ。 
 シンガポール在住のRBSのストラテジストは、MUFGのモルスタ投資は賢明ではない、と指摘している。投資価格が高いこと、バーゼル3を考えると、モルスタ株の保有はマイナスであること、シナジーが見込めないこと。http://www.ft.com/intl/cms/s/0/28e78c12-ee62-11e0-a2ed-00144feab49a.html#axzz1ZoXlV39k
 トレーダーによるスキャンダルにもかかわらず、UBSの第三四半期は黒字になりそうだ。プライベートバンキング部門で新たな資金流入があり、利益を押し上げた。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/998e6fee-ee4e-11e0-a2ed-00144feab49a.html#axzz1ZoXlV39k