英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

Japanisation

 昨日に引き続き、気温が随分下がって過ごしやすい天気に。
 円高が進行し、一時1ドル75円93銭まで上昇した。円が安全資産として買われているという皮肉な状況だ。金価格も上昇。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/144a639c-ca86-11e0-94d0-00144feabdc0.html#axzz1VXg0WQ1e
 株式より国債の方の運用成績が良い状態。すなわち、先進諸国の日本化が改めて指摘されている。日本は1996年以降国債金利が2%を超えることはない。米国債は今回、過去60年間の歴史で初めて2%を切った。いったん2.08%に戻しているが、多くの投資家は1.75%あたりを目標にもっと下がるとみている。
 日本の転落の歴史。それは、株価や不動産価格のクラッシュ、不良債権だらけの銀行、デフレ、ゼロ金利、政治的な停滞、人口減少、そして巨額の公的債務。挙げればきりがない。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/c86470b2-ca7b-11e0-94d0-00144feabdc0.html#axzz1VXg0WQ1e
 PCの時代は本当に終わるのか。HPのPC部門のスピンオフのニュース。IBMレノボに売却したのは2005年のこと。コンパックゲートウェイ(牛の汗染みみたいなマーク。懐かしい)、パッカードベルはすでに会社が吸収されてなくなった。米国で残るPCメーカーはデルとアップルのみとなった。
 しかし、HPの株価は2割下落。120億ドルの時価総額が消えた。 http://www.nytimes.com/2011/08/20/technology/as-pcs-wane-companies-look-to-tablets.html?_r=1&ref=business 
 金融政策の関心はいま、26日のジャクソンホールに向いていると言っても過言でないだろう。
 http://blogs.ft.com/money-supply/2011/08/19/the-week-ahead-in-central-banking-3/#axzz1VXm5P65N