英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

シャレード

 暑さが戻ってきた。BBCはノルウェー事件の報道に多くの時間を割いている。

 ノルウェーのテロ(twin terrorist attack)は死者数が増加。94人にのぼる。さらに死者数が増える可能性がある。
 実行者の出自が話題になっている。警察によると、ノルウェー生まれの32歳。極右の経歴を持つキリスト教原理主義者だという。イスラム過激派の関与の可能性もある。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/bdecdc04-b519-11e0-81cd-00144feabdc0.html#axzz1SqDFuXiq

 米国の債務上限問題は昨日同様、暗礁に乗り上げたままだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/2fa7cdb2-b480-11e0-a21d-00144feabdc0.html#axzz1SqDFuXiq

 先週、最大のニュースは何といってもギリシャ支援策がまとまったことだ。欧州首脳は、ギリシャの債務はカットされなければ維持不可能だと認識し、民間債権者の
負担も今回限りだとした。しかし、これがEUあるいはユーロにとって大きな転機になりうる。
 米国債務上限問題をめぐっては、見え透いた芝居が続いている。Calculated risk氏は、上院で議事妨害があり、下院でもう一回案が否決されるかもしれないが、最終的には上限引き上げで決着すると喝破している。

 シラー教授のproject syndicateへの投稿。債務GDP比率をもとにした議論が無意味であることを論じている。Reinhart&Rogoff論文を引いて、GDP比で債務が90%を超えると、低成長に陥り、年率1%ほど成長率が低下するという。
 
http://www.calculatedriskblog.com/2011/07/summary-for-week-ending-july-22nd.html