英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ポルトガル救済

 気持ちの良い五月晴れだ。
 
 ポルトガル救済について、EUとIMFとの間で、3年間で総額780億ユーロの支援策がまとまった。
 http://www.ft.com/cms/s/0/b8e251a8-75c7-11e0-82c6-00144feabdc0.html#axzz1LLY5DrbF
 ソクラテス暫定首相は、ギリシャアイルランドほど救済の条件は厳しくないと示唆している。
 救済策にはポルトガルの銀行システムへの金融支援も含まれている。支援策の融資金利は明らかにされなかった。
 また、救済に伴う追加的な財政緊縮策は予定されていない。
 計画では、ポルトガル財政赤字のGDP比を、2010年の9.1%から今年は5.9%まで大幅に削減することになっている。さらに、2013年までに同比率を3%まで削減する。
 ポルトガルは6月15日に償還期限を迎える債務70億ドルに間に合わせるため、早期の救済策合意が求められていた。
 EU交換は5月16、17日開かれるEU財務相会合で救済策の承認が得られる見通しを示したが、フィンランドの政治状況次第では承認が遅れる可能性もある。
 
 銀行がFedのデリバティブ規制に神経を尖らせている。
 http://www.ft.com/cms/s/0/f4b8b59e-75c9-11e0-82c6-00144feabdc0.html#axzz1LLY5DrbF
 検討されている規制案は、米国の銀行の海外子会社に対し、担保やマージンをキャッシュや証券の形で保持することを義務付けるもの。これは取引の相手方が米国内かそうでないかは問わない。ドットフランク法が米銀の海外取引に及んだはじめてのケースだ。