英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ブラジルの為替政策

 今日は快晴。風がやや強いが、富士山がくっきり見える。

 今日は面白そうな記事が盛りだくさん。全部読みきれない。

 マーケット概況。ユーロ周縁国の国債金利が上昇し、ユーロは下落した。年を越えても、ユーロ債務危機を材料にグズグズした展開が続いている。
 http://www.ft.com/cms/s/0/717b0f28-16f7-11e0-badd-00144feabdc0.html#axzz1AIhKcah9
 一部の楽観論が株価や原油価格を押し上げ、それらと相関の高いドル高を招いている。しかし、この日の相場は後半、ユーロ周縁国の国債金利が急騰し、ユーロ安となった。
 同時に欧州委員会から公表された文書が、投資家の保有する銀行債のヘアカットについて触れており、これが投資家を疑心暗鬼にさせている。もし、厳しいヘアカットを求められるようだと、地域の金融システムにより一層のストレスが加わる。

 新興国の快調ぶりは続いているようで、これはブラジルに関する記事。流入するホットマネーを規制するため、新たな取り組みを始めた。
 http://www.ft.com/cms/s/0/7becb4e4-19c6-11e0-b921-00144feab49a.html#axzz1AIhKcah9
 投機的な取引を抑制するため、同国中央銀行は、外為ポジションに対する国内銀行の準備預金率を引き上げる。
 レアルはドルに対し、昨年5月以降13%も上昇している。このニュースに相場は反応し、レアル相場は下落した。ニューヨーク市場では1ドル1.6869レアル。
 このブラジルの行動が他の新興国に波及しないか、投資家は警戒している。しかし、新興国側からすると、高いリターンを求める資本の急速な流入により、自国経済が不安定化することは避けたい。
 自国製造業の国際競争力が落ちるのを避けるため、通貨安を放置する中国のような国を、他の新興国は批判するのに慎重であり続けている。しかし、ブラジルは今年4月のBRICs会合で、中国問題を提起するとしている。

 関連で、ホットマネー規制に関するIMFの提案。
 http://www.ft.com/cms/s/0/85907e38-1924-11e0-9311-00144feab49a.html#axzz1AHcdAeVk

 その他に、
 http://www.ft.com/cms/s/0/531ab4d8-19c8-11e0-b921-00144feab49a.html#axzz1AIhKcah9

 http://www.ft.com/cms/s/0/af59b5ec-19c7-11e0-b921-00144feab49a.html#axzz1AIhKcah9

 http://www.ft.com/cms/s/0/f354fe7a-19c5-11e0-b921-00144feab49a.html#axzz1AIhKcah9

 http://www.ft.com/cms/s/0/058fcbec-19d0-11e0-b921-00144feab49a.html#axzz1AIhKcah9