英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

苦痛の時代

 今日は曇り。昨日は朝方もまだ気分が悪かったが、やっと二日酔いから抜けた。

 マーケットは総崩れだった。日経平均は4%近く、香港は2%強、米英、ドイツも1%前後株価は下げた。
 ハンガリーショックと言えるだろう。
 昨日はフランス、ベルギー、オーストリアの対ドイツ10年国債スプレッドが上昇。ギリシャハンガリーCDSスプレッドは逆に縮小した。

 FT紙は、ドイツの800億ユーロにのぼる財政削減(4年計画)の記事を取り上げている。
 それによると、80億ユーロ以上の財政削減を行い、公的セクターの人員は1万5000人カットする。飛行機を使った旅行と原子力発電分野で新しい税金を検討し、銀行課税に加えて、新たな金融取引税も検討する。ただ、ユーロレベル、世界レベルでのそうした取引課税で合意できる余地は少ない、とメルケル首相も認めているという。
 こうした財政改善努力の一方、欧州諸国や米国はドイツに対し、経済回復と貿易黒字縮小を促すために、より一層の財政支出拡大を求めている。

 英国も、キャメロン氏が、これからは「苦痛の時代」が到来すると述べている。
 
 ゴールドマン叩きの動きも続いている。昨日の中国での批判の高まりに加え、米国の金融危機調査委員会(FCIC)も、調査妨害を行っていると非難している。

 今日は菅内閣の組閣の日。郵政法案と参院選日程の駆け引きが、はたしてどうなるか。