英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

広がるギリシャとの溝

晴れ。 海外に住む米国人にとって、オフショア口座をめぐる新たな規制が迫っている。外国居住者にとって、毎年の納税申告書の提出期限は4月ではなく、6月の15日になる。対象者は推計で870万人にのぼるとみられている。 http://www.wsj.com/articles/the…

ピケティ教授の書評

ピケティ教授が書評を書いている。イギリスの経済学者、アンソニー・アトキンソン氏の著作について論評したものだ。アトキンソン氏は、不平等の改善策として、累進所得税を財源とする普遍的な家族手当を提案している。また、失業者のための最低賃金で雇われ…

長期停滞論

セキュラー・スタグネーションについて。サプライサイド、需要サイド双方の改革や刺激が必要であると説く。具体的には、ヘリコプターマネー政策と、財政再建のセット。不平等の是正政策や追加的なインフラ投資も必要だという。 それにしても思ったのは、secu…

9月利上げか

朝方は曇っていたが、すぐに晴れ間が広がる。露の季節である。 5月の雇用統計が発表された。9月の利上げを予想する投資家が増えてきた。だが、Fedの高官は特定の日程に縛られるものではない、と強調している。今月のFOMCでは利上げはありそうにない…

利上げは16年まで待て

晴れ。週末は雨の予報。残念。 IMFからFedへの牽制球。利上げは2016年まで待つように、とのお達しである。米国の成長率は2・5パーセントまで引き下げた。 成長率見直しの原因はドル高と悪天候だ。特にドル高については、「moderately overvalued」とした。…

エクソンのジレンマ

風が強い。 4月の貿易統計が発表された。米国の貿易赤字が縮小している。過去6年間で最大の縮小幅だ。 このところ貿易収支は上下に大きく振幅してきた。西海岸の労働問題が原因だ。その結果、税関で留め置かれる在庫が増えたためだ。さらに、今年第1四半…

利上げは9月が賢明?

米国の利上げをめぐるゴールドマンのエコノミストの観測。ベースケースのシナリオにのっとると、9月の利上げが賢明であるが、リスク管理の観点からみると、年明け2016年からの利上げが考えうるという。やはり、経済環境に不透明感が残り、労働市場のス…

ブラッター辞任

雨。錦織君、残念。 スキャンダルに揺れるFIFA。ブラッター会長がついに辞任した。辞任はスイスの捜査当局がチューリッヒのホテルを吸収し、サッカー関係者を数人逮捕してから6日後のことだった。容疑は20年以上にわたり、汚職を続けていたというものだ。…

メディケアの陰

晴れ。 米国の医療保険制度、メディケアについてのレポート。ほんの一握りの医師が、メディケアからの給付を受け取っている実態が明らかになったという。たとえば、2013年に高齢者や障害者向けのプログラムのうち、上位1パーセントの保険給付の受け取り…

再考・マクロ経済政策

Gavyn Daviesの論考。マクロ経済政策を再考する試みはうまくいっているのか、と問いかけている。 http://blogs.ft.com/gavyndavies/2015/05/31/has-the-rethinking-of-macro-economic-policy-been-successful/

ファンドマネージャーの反撃

晴れ。 金融緩和が原油安を生み出している。原油市場の需給バランスなど関係なく、投資すれば儲かるとの観点から、原油生産への資金流入が増えている。米国におけるエネルギーブームは続いている、というわけか。 プライベートエクイティなどを中心に、エネ…