英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

イタリアの不良債権問題

 曇り。今日はやけに涼しい。
 米国は独立記念日で4日は休場だった。
 こういう話が出始めている。イタリアの銀行群に不良債権が蓄積され、次の危機を呼び起こしかねない。ブレグジットの余波で銀行システムに複雑な負荷をかけている点の一つだが、イタリアはもっとも重症な患者である、と指摘されている。
 ブレグジットはもちろん、イギリス経済に大きな影響を与えるが、残る欧州諸国にはより即効性のあり、潜在的にはより申告なダメージを与えうる。そして、イタリアの銀行セクターほど重いリスクが集中している地域はない。
 イタリアでは17%のローンが不良債権である。これは米国の約10倍。08年からの金融危機の時でさえ5パーセントに過ぎなかった。欧州で取引されるローンのうち、半分がイタリア銀行の不良債権である。
 一部の銀行では不良債権の流動化に乗り出している。
 http://www.wsj.com/articles/bad-debt-piled-in-italian-banks-looms-as-next-crisis-1467671900