英字紙ウォッチング

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アラブ国家群の崩壊

 エコノミスト誌最新号のカバーストーリーは「アラブ国家群の崩壊」。
アラブ世界の戦争が止まらなくなったのは、米国と欧州の過ちのせいだ。しかし、アラブ世界の悲惨さは彼ら自身の失敗によって主に引き起こされた。
 英国のサイクス卿とフランスのピコ氏が人為的な国境線を引いて以降、アラブ世界は不安定や戦争、占領やパレスチナの平和構築の失敗、過激主義やテロリズムの嵐に見舞われてきた。
 2011年のアラブの春ユーフォリアがおきたとき、これで専制政治の続いたアラブ世界も、ついに民主主義がやってくると期待された。その代わりに、民主主義化する条件は以前より厳しいものだった。エジプトの新しい政治体制は追放されたムバラク氏時代のものよりも悲惨なものになった。
 http://www.economist.com/news/leaders/21698652-europe-and-america-made-mistakes-misery-arab-world-caused-mainly-its-own