英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

グローバルリセッションの風が吹く

 珍しく雨。そのせいか涼しい。
 中国経済の減速が米国企業の業績にも影響し始めている。米国経済のリセッションが後景に退き、欧州債務危機も遠のきつつある。しかし、米国企業は新たな脅威にさらされている。中国経済の低迷、「チャイナ・ブルー」である。
 建設機械メーカーなどからは、中国経済減速の影響を訴える声が漏れ始めている。
 http://www.wsj.com/articles/chinas-woes-echo-in-u-s-earnings-1439752312
 グローバルリセッションの風が中国方面から吹き始めるかもしれない。ルチール・シャルマ氏のコメント。リーマン・ショックから7年。この間世界経済は回復軌道を続けてきた。しかし、次の不況はいつか、という問いに世界経済は直面しているのかもしれない。
 過去50年を振り返ると、世界不況は平均して8年おきにやってきた。そろそろである。もしかすると、次の不況の風はもうすでに吹いているのかもしれない。
 しかし、中国の株価下落や為替をめぐる政策対応の混乱をみていると、次の不況は中国発となる可能性は高いように思える。
 
 http://www.wsj.com/articles/a-global-recession-may-be-brewing-in-china-1439764500