英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

日曜日のデットライン

 曇り。まだ梅雨は明けない。
 ギリシャの債務問題。融資の交渉について、ユーロ圏諸国は、EUサミットが開かれる今週日曜日までのデットラインを設けた。もしギリシャがデフォルトを避けるつもりであるなら、新しいより厳しい経済改革プランが必要であるとしている。
 交渉を促進する「アメ」としてユーロ圏側が挙げたのが、7月20日の支払い資金として短期融資を行うアイデアだ。
 しかし、ギリシャがユーロ圏にとどまり続けるための障害は大きい。というのも、債権者側が求める経済改革案は先の国民投票で否決されたからだ。
 ドラギ総裁は日曜日の首脳会合で、「ギリシャは銀行システムをメルトダウンさせないためにまさに今決断すべきだ」と述べたという。
 ギリシャ国内の銀行はこの1週間ずっと閉鎖されたままだ。預金者が1日に引き出し可能が金額は60ユーロで、海外送金も不可能になっている。
 http://www.wsj.com/articles/solution-to-greek-crisis-wont-come-overnight-juncker-warns-1436255691
 今日の日経新聞に、新社長の4割が60歳以上と出ていた。「ベテランを起用、手堅く」とポジチィブな評価だが、ずいぶんピント外れ。この記事では40代後半の社長が首切りに遭っているという。グローバルには、経営トップの一層の若返りが進行している。
 現在、経営層の主軸を担うのはジェネレーションX世代。1965年から80年に生まれた層だ。彼らは子どもの頃からコンピュータに親しみ、自社の製品やサービスをいかにミレニアル世代に受け入れてもらうかに苦心している。2025年にはミレニアル世代が労働力の75%を占めるからだ。
 http://www.wsj.com/articles/why-the-boss-is-younger-than-you-are-1436306860