英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ギリシャ新提案

 曇り。梅雨らしい日々が続く。
 ギリシャ続報。ギリシャ政府側から新たな提案が出されたが、債権者側を満足させる内容ではなかった。今週日曜日の国民投票前に、新たな話し合いを行うことはない予定だ。ドイツのメルケル首相も、ギリシャの新たな提案に冷静な反応を示している。ベルリンは従来と同じく厳しい姿勢を貫くと述べている。
 ドイツのショイブレ財務大臣が述べているように、今週起きた混乱(ギリシャ銀行の閉鎖や救済プログラムの期限切れ、そしてギリシャ国民投票)により、交渉を行う環境そのものが一変してしまった。
 ギリシャ側の交渉態度には真剣さが感じられない。ショイブレ財務大臣ギリシャ評だ。
 http://www.wsj.com/articles/greek-poll-points-to-no-vote-in-bailout-referendum-1435741892
 上記のような新提案をユーロ圏側に送る一方で、国民向けにはまったく正反対のアピールを行っている。
 チプラス首相は債権者団の「脅し」に屈しないよう国民に呼びかけている。債権者側はギリシャから発せられるさまざまなメッセージに混乱している。
 ギリシャは金融のメルトダウンを防ぐために、資本規制を導入せざるを得なくなっている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/e82e0256-1fcb-11e5-ab0f-6bb9974f25d0.html?siteedition=intl#axzz3egWasjEi