英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

イエレンとフィッシャー

 曇り。久しぶりの曇天。 
 米国における死刑廃止の動き。ネブラスカ州が全米で7番目となる死刑廃止州となる。議会が死刑廃止法案を可決したからだ。理屈は、死刑は不効率(!)であり、効果も薄いからだという。
 同州では1997年以降、死刑の執行が行われてこなかった。議会における投票は、いかに最近死刑に関する世論や政治状況が変化しているかを象徴している。しかも、共和党が多数を占める議会で死刑廃止の主張が起きている。保守派の中にも死刑を望ましくないと考える人が増えている証拠だ。
 http://www.wsj.com/articles/nebraska-lawmakers-pass-bill-abolishing-states-death-penalty-1432761569
 イエレンとフィッシャー(副議長)から学ぶこと。ここ数日、2人は講演を行った。講演から汲み取ることのできることは何か。
 一つは、彼らがいかに世界経済について警戒しているか。また、年内の利上げがあると考えているが、それほど急いでいないこと。ただ、一度利上げを始めると、最後までやりきるだろう。
 また、金融システムの安定性を脅かすようなリスクに注目しており、利上げがスタートしたときに金融システムにどんなことが起きるのか、注視している。
 http://blogs.wsj.com/economics/2015/05/27/grand-central-what-weve-learned-from-yellen-and-fischer/